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逆足サイドバックはオススメしない理由 その1

 サイドバック多めと名乗ったので早速今回はサイドバックの話ついて書きます。

サイドバック(以下SB)の利き足は一般的には、右サイドは右利き、左サイドは左利きみたいな利き足と同じサイドを担当するという流れが非常に多い。

 

逆足のSBといえば、日本代表の長友、元ドイツ代表のラーム、元イタリア代表のマルディーニが有名である。ラームもキャリア終盤は利き足の右サイドをやっていたし、逆足SBをそつなくこなせる選手は数多くいるが、キャリアを通してというのは意外と珍しい。

 

左利きの右SBはさらに少ない。最近でいうと、川崎フロンターレ車屋が務めて話題になっていたが、逆に言うとそれが話題になるくらいなので、かなり希少である。

 

セビージャやバルセロナで活躍したアドリアーノレフティの右SBであったが、彼は右も左も両足使えたので例外ではある。

 

個人的にもウイングの逆足のサイドはありだと思うが、SBは利き足のサイドを務める方が望ましいと思ってる。

マルディーニは右利きでありながら左足も完璧に使えていたし、アドリアーノもほぼ両利きであったので、それはもはや逆足のSBというカテゴリーには入らない。

今ここで語りたいのは、利き足でプレイすることの方が多い逆足SBである。

 

ちなみにクロスがけれるとかシュートが打てるとかではなくて、重要な局面で相手に激しく寄せられれても信頼して逆足でプレイするレベルで初めて両方使えるということにする。

 

余談がイニエスタでさえバルサ時代は右足でのプレイが多かった。

 

では、なぜ逆足だとよろしくないのか本題に入りたいと思う。

 

★SB(低い位置で受けるプレス)

ウイングまたはサイドハーフにボールが入る時とSBにボールが入る時の違いは、相手ディフェンスのプレスの掛け方である。

同じでサイドではあるがこれが決定的に違う。

というか低い位置で受けるか高い位置で受けるかによって、相手ディフェンスに体の向きと寄せ方が変わってくるのだ。

 

低い位置で受ける時のプレスの受け方は2パターンある。

フォワードが横から寄せてくるパターンとサイドハーフに正面から寄せられるパターンである。

例外はあるが、大抵は中央のパスコースをきるのがセオリーであり、その前提で書かせてもらう。

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これが横から寄せられるパターンで、前のスペースが空いていれば、前に持ち出すか縦パスを入れれるが、寄せてくる相手に対して遠い方の足でキープし、右手でブロックしながら前進するには左足での保持が適している。

右利きだと前に出て、右足のアウトサイドで切り返して、相手に正面に入られるのが目に見えている。

 

せっかく前のスペースが空いているのに、前進できないのはもったいない。

 

で、正面に入られた時及び正面から寄せられた時がこちら

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正面に入ったとして、先ほども記述したが普通は中のスペースをきるので、縦のスペースが空くのだが、その時にボールを入れようとした時に、右足で蹴るか左足で蹴るかによってボールの軌道が変わり右の方が引っかかりやすくなっている。

 

縦パスだけでなく中央にくさびを入れる場合も同じで、左足で入れる時より右足で蹴る方が相手に当たる可能性が高い。

もし仮に左サイドにいながらも相手が左からプレスをかけてくれば、右足で出す方がいいが、タッチライン際にいるのにそんなことは起こりにくいのでその可能性は除外する。

 

配給面を考えれば低い位置では利き足と同じサイドの方が有利なのだ。

逆足サイドバックはオススメしない話その2に続く