中途半端なレバークーゼンの守備 レバークーゼンVSバイエルン
ブンデスリーガ第30節バイヤー・レバークーゼンVSバイエルン・ミュンヘン。
率直な感想はバイエルン強すぎ。正直個が強すぎて戦術どうこうよりかはバイエルンが普通にやって普通に勝ったという印象。
レバークーゼンとしては前半先制したもののパスミスから同点に追いつかれたのが痛かった。
王者相手にいつも通り攻撃的な姿勢を貫いて前からプレスをかけたのは良かったが後ろのマークの対応が少し気になった。
特に右サイド。
バイエルンの左サイドの攻撃に苦戦し、前半の内にベララビ、アミリがともにイエローをもらってしまっていた。(結果的に2人ともハーフタイムで交代)
それが勝負を分けたかと言われればそうでもないが、今回はその中途半端な守備が気になったので書いていこうと思う。
両チームのスタメンがこちら
レバークーゼンが3−4−3でバイエルンが4−2ー3−1でお互いサイドのマッチアップでウイングバックのところが噛み合わないので、そこが1つのポイントになる。
ちなみにレバークーゼンはハヴェルツ不在は非常に痛かった。
レバークゼンが特に手を焼いたのが、バイエルンの快速サイドバックデイビスである。
バイエルンのビルドアップはセンターバックのアラバを開かせて、デイビスを高い位置、そしてサイドハーフがハーフスペースに位置するということが多かった。
最初の並びはコマンが右でニャブリが左であったが、途中からはコマンが左にいることが多かった。
ベララビはどちらかというと前にプレスに行くのでデイビスを消すのはアミリの仕事。
でコマンをどうケアするかが微妙で、基本はドラゴビッチが潰しに行っていたが、センターバックがサイドハーフを消すのは非常に危険で、その後ろのスペースをミュラーやレバンドフスキに狙われてしまう。
ここのセンターバックが出た時のケアと距離感がよくなくて、度々空いていた。
アミリが気を利かせて、中へのカバーを意識してくれていたが、そうなると今度は、デイビスとの距離が空いてしまっていた。
アミリが中に絞らざるを得なかったのが痛かった。
個人的に3バックがスライドしいて欲しかったなと思う。
デイビスのようなスピードがある選手にスペースを与えるのは非常に危険で、できればスペースを消した状態でボールを受けさせたっかった。
前半ここのハーフスペースのケアがよくなく、後半4バックに変更した要因の1つであるかもしれない。
前からプレスに行ってる以上ハーフスペースを消すのは当然なのでセンターバックが出て行くのは悪くないが、そのあとの対応が中途半端であった。
逆にバイエルンは選手一人一人がどこのスペースが空くのかを把握しており、確実にそのスペースをついてきていた。
攻撃的戦うのは間違いではないが、バイエルンのように戦術眼が高いチームが相手だと、中途半端な対応をしていると簡単に見抜かれてしまう。
そういうわけで手がつけれらないバイエルンの強さにビビりまくった試合で、その中で気になったところを書き出して見ました。