リーガ再開 バルセロナVSマジョルカ 雑感 セルジ・ロベルトは気が利くなって試合
いよいよラ・リーガも再開。
日本人的にはやはり久保君が古巣相手にどれだけできるかも注目ポイントである。
というわけで今回はそのバルサVSマジョルカの感想について書きたいと思う。
★スタメン
レビュー記事ではないので細かいところは省略してどんどん行きたいと思います。
バルセロナは中断のおかげでスアレスが復帰できたのは非常に大きい。
この試合は後半途中からの出場で、点にも絡んでおり非常に良かった。
★選手の出入りが非常に良くなったバルセロナ
この試合バルサの選手の立ち位置と出入りが中断前と比べて非常に良くなった印象。
出入りというのは、ある選手が降りてきたら、自分はそのポジションをあけるというポジションが被らないような流動性のことである。
マジョルカの守備ブロックは上の図の通りである。
バルサと試合をする時は配給の中心であるブスケッツを消すのは定石であり、マジョルカも2トップのどちらかが必ずケアする形をとっていた。
後ろは中盤と最終ラインの間をコンパクトにしてライン間で好き勝手やらせない方針である。
バルサのポイントはいかにマジョルカの中盤ラインを突破するかである。
★気が利くセルジ・ロベルトのポジショニング
でこの試合特に効いていたと思うのが個人的にセルジ・ロベルトである。
例えばメッシが外に流れた時は中に入り、対面のサイドハーフを引きつけて外のコースを空ける。
あるいは、あえて最終ラインと同じ高さまで降りて、マジョルカのサイドハーフとサイドバックの間を広げてみたりとにかくメッシがプレーしやすい環境を提供するのが非常に優れている。
その中でも得にいいのがスペースへのランニング。
前半から右サイドをブレイクする機会が多く、それはロベルトのランニングよる影響が大きい。
そこにメッシが降りると低い位置ではあるが前を向いてボールを受けることができる。
そのタイミングでロベルトはサイドハーフとサイドバックの間を取るのが非常にうまい。
スピードでぶち抜いているわけではないが、タイミングとコースがいいので簡単に抜けてるように見えるわけである。
ビダルを含めた選手の出入りも素晴らしい。
どちらかというと外に釣られすぎていて、メッシが降りて数的不利を作られた時に中に絞ってコースを切る必要があったと思う。
やはりバルサを止めるには神出鬼没のメッシを止めなければならないが、その辺が少し緩かった。
結果的に4−0でバルサが快勝したわけだが、マジョルカは右サイドの守備の含めて、中盤の守備に問題があった印象。
確かにコースを切れてはいるが、入ったボール対しての厳しさと連続性が弱かったかなと。
で、注目の久保君は普通に良かったと思う。
ボキャブラリーがしょぼくて恐縮だが、マジョルカの中で1番ボールが収まっていて、アイデアも豊富だった。
ただ周りの連動とチームの重心が後ろだったので難しい試合になってしまった。
もう少しボールを持てる相手との試合で真価を発揮できるかどうか。
今後も間違いなく使われると思うので、なんとか数字を残してステップアップしてもらいたい。
というわけで今回はバルサのポゼッションがスムーズになっていたのとやっぱセルジ・ロベルト気が利くなっていう試合でした。