サッカー 守備について適当に語るブログ

サッカーについて適当に書きます

レスター・シティ不調の要因から考えるレシーバーのレシーバーの重要性

 リーグ再開後レスターが中々勝ち切れない。

要因は色々考えられるし、そもそも要因というよりは中断前が出来過ぎだった可能性もある。そこら辺議論が分かれるところではあるが、いずれにせよ絶好調ではない。

 

まず何よりここにきて怪我人が続出していることは非常に痛い。

 

で、それ以外で最近のレスターの不調の要因を探ろうと試合を観たところ、正直そんな悪い内容ではないなと感じた。

 

得意の狭く圧縮したハイプレスは強力であるし、左サイドのカバーリングは相変わらずソユンクが健在だしエンディディのボール奪取は見事である。

要するに守備に関しては今シーズンの好調時とさして変わらないと思う。

 

正直毎試合分析できるほどレスターファンではないので間違えていたらごめんなさい。

 

その上で攻撃に関しては正直停滞気味と感じた。

ヴァーディの決定力に陰りはなく、ファイナルサードのアイデアは悪くない。

問題はそこにいくまでである。

後ろからのビルドアップがというか仕掛けの場面に行くまでが微妙な印象。

 

後ろの配給面に関してどのチームもエンディディを消しにくるので、最終ラインから攻撃のスイッチを入れる必要があるが、エバンスはどちらかというと安全なパスが多いが、ソユンクに関しては隙あらば鋭い縦パスを入れることが多い。

 

 

問題は縦パスを入れた後である。

受け手が下手というよりかは、パスを受けた人をフォローする選手の動きが微妙である。

 

いわゆるレシーバーのレシーバーである。

そういう意味でマディソン不在は非常に大きい。

マディソンは足元のスキルもさることながら、パスを引き出す動きも上手い。

というかボールに触りたがりなので結構色々なところに顔を出す。

それが仇となって守備に穴を空けることもあるが、、、、。

 

レスターの魅力は狭いスペースに多く選手が入ってきてパスコースを多く作り、テンポを上げていくことである。

それが現在できなくなっているのが痛い。

要はボールの循環が良くない。

 

★パスは誰からも受けれるわけではない。

味方がボールを持ったらチーム全員がボールを受けれるようにする。これは小学生の時に指導者によく言われる。

 

ただ現実的にボールを持っている選手から全員がもらえるわけではない。

選手の器量にもよるが、せいぜいもらえる可能性があるのは5〜6人が限度であろう。

それ以外の選手は関わることはできないので、次の動きに備える必要がある。

 

試合のレベルが上がれば上がるほど、ボール受けた選手の時間がなくなっていくので、あらかじめ予測してフォローに入る必要で、ボールを受けるか次に備えるかの判断が重要になってくる。

 

現在のレスターがなんとなくそこが良くないのかなと感じた。

縦パス自体はある程度入れることができているのに、その後スピードが上がりきらない。

それはレシーバーのレシーバーの存在が少ないのからかなと勝手に思っている。

縦パスに対する連動が弱いと感じる。

 

序盤戦は4−1−4−1でマディソンが自由に動く感じでパスコースが多く、つかまえきるのが難しいなという印象を受けたが今は停滞している。

 

上位争いのプレッシャーもあるだろうし、疲労も当然あるとは思うが、なんとなくパスの循環の悪さがレスター不調の要因の1つであると感じた。

 

 

まあそういうわけで結果的にCL争いが非常に楽しみになったのも事実だ。

ここからレスターが粘るのかそれとも他のチームに刺されるのか非常に楽しみである。