めちゃくちゃ今更だけどセルヒオ・ラモスの凄さ
レアル・マドリーとスペイン代表でキャプテンマークを巻くセルヒオ・ラモスはかなり前から世界最高のセンターバックとして認識されている。
ただ、ラフプレーだったり、言動だったりでなんとなく悪いイメージが先行してる感もある。
また、最近ではファン・ダイクやクリバリに世界最高の座も奪われかけている次第である。
個人的には以前としてセルヒオ・ラモスこそが世界一のセンターバックだと思っている。
なぜなら、レアルのセンターバックはラモスにしか務まらないからでそれは精神的支柱という意味もあるが、何より彼の仕事量はとんでもない。
センターバックでありながらかなりの仕事量をこなして、それはラモスにしかできないというわけだ。
というわけで今回はほんと今更であるが、セルヒオ・ラモスの何がすごいのかを紹介したいと思う。
★守備範囲の広さ
レアルの守備はそこまで緻密ではなく、基本的には前から順番にはめていくというやり方だ。
そこで割を食うのがセンターバックである。
背後のスペースはもちろん、バランスが崩れた時はピッチの色々なところがあくが、ラモスは抜群の判断力と守備範囲の広さでカバーしているのをよく見る。
アンカー横、サイドバックの裏、センターバックの裏この3つのエリアをカバーしている。
基本センターバックはゴール前からつり出されないようにするのがセオリーであるが、ラモスはこの辺の勇気ある判断がやたらできる印象。
ほんとに頼もしい。
★得点力
セットプレイからヘディングの強さを活かして点を取れる選手は数多くいるが、ラモスの上手いところはマークを外す動きである。
特に上手いのが、ニアに行くと見せかけてファーに離れていく動きである。
セットプレイ時のラモスは結構な確率でマークを外せているので今度ぜひチェックしてもらいたい。
ディフェンスでありながらも攻撃の細かい駆け引きができるということであり、それができるからこその得点力である。
★ビルドアップの総合力
ビルドアップが上手い選手にも色々種類がある。
ショートパスが上手い、ロングキックが上手い、ドリブルで運べる、状況判断に優れている等である。
ラモスは贔屓目なしに全部上手い。
ショートパスはかなりの頻度で縦パスを入れてるし、ドリブルに関しては、左サイドの深い位置まで持ち運んでるプレーをよく見かける。
ドリブルは元々サイドバックということもあり、ガンガン持ち運ぶ。
ロングキックも左センターバックの位置から対角に蹴り入れているプレーが非常に上手い。
そしてそれらを使い分けてるという意味では、状況判断も抜群である。
というわけでビルドアップも○
★1対1の強さ
ここに関しては賛否両論あってもおかしくはない。
なぜなら厳しく行こうとしてあっさり交わされることもあるし、カードをもらうことも実際多い。
ただし奪い切れる守備をしているのも事実である。
ラモスの1対1はしっかり相手にアタックして圧をかけれている。
それを可能にするのは止まる能力である。
ラモスは相手のステップに対して、振られないでピタッと止まることができる。
止まれれるとどうなるかといううとバランスを崩さないので、相手に常にアタックできる状態を作ることができる。
この能力を活かした相手と対峙した時のボールを刈り取る能力は圧倒的である。
やはり守備面もすごい。
ざっと書いて贔屓目もあるが以上がセルヒオ・ラモスのオンリーワンの能力である。
堅くて隙がないというわけではないが、これだけの仕事をこなせる選手はいないだろう。
年齢的に後どれだけやれるかはわからないが、まだまだレアルでも代表でも重要な選手であると言える。
そんな今更な記事でした。